地区総体が終わった。
失意の引退から２年が経ったけど、あの悔しさは今でも忘れない。
３年間いいとこなしだった自分が輝ける最後の機会で、唯一県大会出場の望みがあったダブルスに全てをかけていた。
しかし、SFMを逃し、30-0までいったものの、そこから巻き返され、タイブレークで負けてしまった。
一瞬の心の隙だったのかは分からないが、このドローならいけると調子に乗り、知らぬ間に挑戦者ではなく、シードのつく実力者として試合に臨んでいたのかもしれない。
その油断が勝利の女神から見放されてしまった原因だったのかもしれない。
