テーマの経営コンサルタントについてだけど、様々な理由でこれほど悪く言われる職業も少ないんじゃないかな。
さて、どうして飯が⾷えるかの回答はたった⼀つ。
平均としては圧倒的多数のサラリーマンよりも、経営コンサルタントたちは猛烈に勉強しているから。
それだけの違い。
これはコンサルタントやってみればすぐにわかることだよ。
もう桁違い。
連日のように大学受験の追い込み冬期講習が続いているとか、修士論文を3ヶ月毎に書き上げていると表現していた人がいた。
いかに普通のサラリーマンたちは勉強していないか。
だからこそ経営コンサルタントたちは飯を⾷うことができるんだね。
ところで経営コンサルタントというのは、恐らくは99.9%が100人未満の中小企業。
それも数から言えば個人事業主が圧倒的多数だろう。
たいてい100人を超えたら大手として数えられてしまう、不思議な業界だ。
概して大手は高給だ、と言われる。
特に外資系コンサルティング会社で100人〜200人規模は、人材&給与ともに最強だ。
国内では正確には部下を持つ管理職以上がやや高給だ。
たぶん同世代の大手広告代理店や総合商社のサラリーマンに匹敵するか、会社や人によっては1回のボーナスだけでも、それらの年収を超えることもある。
30歳前後でも1回のボーナスが300万とか500万なんて珍しくないし、中にはボーナス1000万、2000万というのも。
お洒落な外車乗っている人も多いけど、遊ぶ時間がなくてバッテリーが上がってしまうこともしばしば。
部下と言っても普通の大企業のサラリーマンのように、上からふわっと与えられるんじゃなくて、自分の稼ぎで⾯接して雇用していくのだ。
組織発表で自動的に部下をあてがわれるような普通の管理職と違って、たった部下1⼈や2⼈を雇用するのも自分の年収を削りながらといった、経営のリアリティがあるのだ。
部下も、「使えない」と烙印を押されたら誰からも仕事をもらえなくなってしまう。
そんな中でクライアントはたいてい自分の親の世代かそれ以上の、その道何⼗年の重役たち。
高い⾦払っているという自負があるだけあって、要求はとてつもなく高い。
内側と外側のプレッシャーは凄いんだよね。
普通のプロジェクトであればたいていは3人〜5人でこなしていく。
だから猛烈に圧縮された時間を過ごさざるを得ない。
役職の呼称は会社によってバラバラだが。
わざとわかりにくくしてあるのではないか、と疑いたくなるようなわかりにくい役職が多いよね。
外資系なんて、マネージャー、プリンシパル、パートナー、ヴァイスプレジデント・・・と由緒正しき⽇系の上場企業のサラリーマンには、ちんぷんかんぷんだろう。
こうやって煙に巻くのも⼀つの戦略だったりして。
勉強好きでなければできない。
お金を使う時間がないという本末転倒人生にならぬよう、注意が必要だ。
これが笑いごとではないんだよね。
追伸.
経営コンサルタントなんかに負けないように、勉強しよう。
千田琢哉